
待望の零崎シリーズ最新刊。
戯言シリーズ完結後の西尾維新は正直乗れない作品が多い印象だが、この零崎シリーズだけは別格。
戯言シリーズのスピンアウトと言うより、裏側を描く面が強く戯言シリーズを読んでいれば必読の一冊。
1ランドセルランドの戦い
曲識紹介編。
これまで名前だけで全く謎だった曲識のキャラクタと能力が描かれる。
時系列的には子荻のしかける一連の対零崎戦の続き。
見所はもちろん子荻と双識のかけあい&人識と出夢のかけあい。
2ロイヤルロイヤリティーホテルの音階
時系列はさかのぼって10年前の「大戦争」時代。
少女趣味(ボルトキープ)誕生のエピソード。
若き日の零崎三天王が見所。
そしてまたまたおいしい登場の哀川潤。
とりあえず最後まで読んだ後に読み返すと泣けます。
3クラッシュクラシックの面会
来ました! 人識と舞織!!
人間試験後のふたりの一エピソード。
ってか、それしかない。
西尾維新のキャラクター制作力と会話のおもしろさはホントズバ抜けている。
4ラストフルラストの本懐
書き下ろしの最終楽章。
橙なる種による零崎一賊殲滅が描かれる。
最後の生き残りとして戦いに臨む前に曲識へメッセージを送る軋識。
零崎シリーズを通してヘタレ続ける軋識のかっこいいところが初めて見れた!
と思ったら二十四の方法全てが曲識に届いているというズッコケぶり
最後は身体を操られて敗走って、どんだけヘタレよ。
単体で見るとどの話も曲識以外のゲストキャラにスポットが当たっている(しかもそこがたまらなくおもしろい)のに、ラスト数ページで全編が曲識の物語に一変する作りは素晴らしいの一言。
西尾維新は健在。
最終巻である人識編が待ち遠しくてたまらない。